理事長ご挨拶
日本女性医学学会理事長に再任されて
~女性医学・医療の更なる認知と普及のために~
一般社団法人日本女性医学学会
理事長 髙松 潔
2026年1月
2025年11月1日・2日に東京にて開催されました第40回日本女性医学学会会期中の理事会・総会にて承認され、2期目の理事長を拝命することになりました。歴史のある本学会の理事長という重責に身が引き締まる思いですが、諸先輩方によって築き上げられた現在の本学会の隆盛をさらに発展させ、次世代につなぐべく努力していく所存です。何卒宜しくお願い申し上げます。
理事長を拝命しての2年間、学会とそれを取り巻く環境は変化をしてきました。会員数が5000名を超える大きな学会に成長し、「女性医学」という言葉も認知・普及が進んできたように感じています。しかし、学会規模が大きくなるにつれ、その方向性をどうするかという問題が生じているのも事実です。何でもありの女性医学から脱却するために、2024年に宇都宮で開催された第39回学術集会では「女性医学とは何か?」を考える特別企画が設けられ、さらに、第40回学術集会では一般会員の方々から学会へ物申すというフリートークセッションも行われました。女性医学という考え方にかなりコンセンサスが得られてきたように感じていますが、「産科婦人科の専門領域の一つで,女性のすべてのライフステージにおけるQOLの維持・向上のために,女性に特有な心身にまつわる疾患を主として予防医学の観点から取り扱うことを目的とする」と定義されている女性医学を発展されるためには更なる議論も必要と考えています。
もう一つの動きは女性医学・医療への注目度のアップです。高市首相が就任され、ご自身の体験から本分野へもコミットする意思を示されたことにより、改めて注目が集まっています。この追い風を逃すことなく、本学会のプレゼンスを示しつつ、活発に活動していく所存です。
もちろん現在行われている、HRTやOC・LEPのガイドライン、女性医学ガイドブックの改訂、女性のヘルスケア研修会の実施、ホルモン補充療法登録者を対象とした長期フォローアップ追跡調査(HRT登録調査研究事業)推進、JNHS(現在のJ-SNOW)への協力などの事業の推進はもちろんのこと、前期から進めてきた国際学会とのコラボレーション、さらには新規事業も継続して進めていきたいと思います。
各種情報は学会ホームページとともに、2025年より開設している学会公式Instagramでもお知らせしています。ぜひ皆様のフォローをお願いいたします。
学会の発展には、会員の先生方のご協力なくしては達成できないことは言うまでもありません。どのようなことでも結構ですので、ご意見、ご希望などをお寄せください。会員の皆様の満足度を上げ、発展につながる学会運営を志向していきます。ぜひご協力を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。
